山口建築設計事務所

柏葉寿は、石田恭央理事長のご縁で富山県の一級建築士、山口孝芳氏(山口建築設計事務所)により設計されました。

柏葉寿開設当初(平成28年6月)にいただいたコメントをこちらに転載させていただきます。

ご紹介

山口 孝芳 氏

一級建築士

在宅療養支援施設「柏葉寿」を設計させて頂いて
山口建築設計事務所 山口 孝芳

石田先生とのご緣があり、富山県で設計業務に携わっている私が、石田脳神経外科クリニックの設計をさせて頂いたのが早いもので15年前になります。このたび、石田先生から在宅療秦者のための新たな支援事業を行いたいとの相談が、昨年の初夏にありました。
先生ご自身が納得のいく拠点施設を作りたいとの思いは、以前からも何度か聞いていましたので、いよいよだなと思ったのですが、そのスケジュールをお聞きして、あまりの時間の無さに驚きました。今回の設計に当たって、先生からはこの事業への熱い思いを話される以外、「全て任せる」の一言。これは正直、かなりのプレッシャーでした。

設計で最も大事にしたことは二点あります。第一点は「つながること」
クリニックに併設することによって、先生はいち早く医療行為が出来ます。それは利用・入居された方々だけではなく、その家族にとっても一番の安心感が得られると思います。
その為、視覚的にクリニックとつながった一つの建物となるようデザインし、一体感を感じる外観としました。内部空間もクリニック待合室のデザインを連統させ、「つながること」が誰もが自然に意識できるよう、配慮しました。
第二点は「らしくないこと」
利用・入居者の方にとって、この建物は「施設」ではないと感じるよう配慮しました。
石田先生は常日頃から、長時間になる診療の待ち時間を、殺風景で無機質な空間で過ごして欲しくないと話をされていました。その思いを考慮し、住み慣れた家にいるような感覚を大事にしながら、家族にとっても、ここにいてくれることが嬉しくなる、そんな居心地の良い空間となるよう配慮しました。

「柏葉寿」は医療・介護を両輪とし、更に地域の交流の場も提供しています。
その思いがそのまま、形になった。設計士としてその様に感じています。

設計を進めるにあたって、たくさんの方からアドバイスを頂きました。特に多くの介護事業を展開されている方々から、貴重なご意見を頂きました。改めて感謝いたします。
また、厳しい工事期間にもかかわらず、無事完成された建設会社監督さんはじめ、全ての
技術者の方々に感謝いたします。有難うございました。

石田先生のこの事業に対する熱い思いからスタートし、完成した「柏葉寿」
これからずっと、地域の方々に愛されることを願ってやみません。

平成28年6月 吉日